
OutSystemsのモバイル開発で実機テストするときは、どんな方法があるのかな?
モバイルアプリ(ネイティブアプリやハイブリッドアプリ)の開発において、実機テストはシミュレータやブラウザでの確認後に行うことが多いと思います。
OutSystemsのモバイル開発では、実機テストをより簡単に行うため専用のアプリが存在します。
今回は、そのアプリを紹介いたします。
OutSystemsのモバイル開発におけるテスト方法

OutSystemsのモバイル開発では、画面の確認やテストはブラウザ上で行います。
ただ、実機でないと確認できないこともあるため最終的には実機テストは必須となります。
OutSystemsの実機テストとして、iOSとAndroidのアプリケーションを作成してインストールすることもできますが、今回は専用のアプリケーションをインストールしてみましょう。
OutSystemsの実機テスト専用ツール「OutSystems Now」
OutSystemsは、モバイル開発用に「OutSystems Now」という専用アプリが開発されています。
※iOSの「OutSystems Now」は、Appleへ申請中のようで、現在はApp Storeから削除されています。(2020/02/25時点)
下記は、Androidのアプリになります。
今回はAndroidの「OutSystems Now」で解説していきます。
OutSystems Nowのテスト方法
実際に「OutSystems Now」を動かしてみましょう。

「OutSystems Now」を起動すると初期画面が表示されます。
このアプリで、テストできますよってことですね。

2点のタッチ長押しで、「OutSystems Now」のメニューが起動します。という説明ですね。

こちらが、「OutSystems Now」のメニュー画面になります。
先ほどの説明でもあった2点のタッチ長押しすると、このメニュー画面に戻ってこれます。
今回は、「SAMPLE APPS」で既に作成されているアプリを見てみましょう。

「SAMPLE APPS」をタッチすると、左の画面が表示されます。
では、「OutSystems UI Mobile Sample Pages」をタッチしましょう。

「OutSystems UI Mobile Sample Pages」 をタッチすると、起動画面が表示されます。
ロードが完了するまで、しばらく待ちます。

起動したら左の画面が表示されます。
一番下にある「Samples Gallery」で色々なサンプルを見てみましょう。

かなりの数のアプリがサンプルとして表示できます。
自分が作成したいアプリがあれば、それを参照しながら作成することも可能です。

こちらは「Product Dashboard」というサンプルです。
綺麗にまとめられてモバイルアプリらしいUIになっていますね。

こちらは「Balance Chart」というサンプルです。
グラフも色々な種類のグラフが生成できます。
まだまだ、サンプルはたくさんあるので、自分のイメージするアプリの内容と照らし合わせて見るといいと思います。
また、この「OutSystems Now」では、「Service Studio」で変更した内容は再度読み込むだけでで最新の状態に更新してくれるため、インストールなどが不要になっています。
実機のテスト方法としては、ブラウザ感覚で手軽に行えるため、モバイル開発ではこの「OutSystems Now」を使用したほうが効率がよくなります。
前回お伝えした、モバイル開発ではブラウザで確認を行いました。
その時右側にQRコードが表示されていたかと思いますが、そのQRコードを「OutSystems Now」に読み込ませると、開発している内容が「OutSystems Now」に表示されるようになります。

今回は、ここまでです。